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家族を守ろう!「なでしこ日本」

男女共同参画社会基本法の制定から10年。私たち女性は本当の幸せを感じることができたでしょうか?未来を担う子供たちは心身ともに健やかに育っているでしょうか?幸せな家族の姿を取り戻すために、男女共同参画行政がもたらしたさまざまな問題に女性の視点で迫ります。

東日本大震災から3ヶ月(2)

日頃の備え ~安全編~

マグニチュード9.0の巨大地震は震度7を記録し、津波は最大38メートルに達していたことがわかりました。日本列島がのった大陸プレートが東へ31メートル移動したという想定外の地震が、今後、余震や周辺の誘発地震がどのように推移するかは、専門家も予測できないと言っています。

例えば、東海・東南海地震が連動して起こると、地震と津波の規模は今回の比ではなく、被害は関東から九州に及ぶ可能性もあります。今や、日本全国どこで発生するかわからないと考えて、日頃の心構えを忘れないようにしましょう。自分の行動範囲で地震と津波に襲われた場合、身の安全をどう確保し、どこへ避難すればよいのか、シミュレーションを行っておくことが大切です。高台へ避難といっても、人の足で登れるルートは限られています。道順を確認し、安全な場所までの所要時間を確認しておく必要があります。

地域で定められた避難所(公民館や学校)は、揺れがおさまり津波警報も解除されてからの居場所です。地震や津波から身を守るための避難場所は、各自で考えておかなければなりません。

釜石市の釜石小学校では、群馬大学の片田敏孝教授(災害社会工学)の指導で、防災教育、とりわけ津波を想定した教育に取り組んでいました。そのお蔭で、当時は7割の児童がすでに下校していたにもかかわらず、各自が自主的に避難し、184人全員無事でした。片田教授は、津波から避難する場合の3原則を掲げ、小学校では各教科のさまざまな場面で津波を取り上げて、児童にイメージを刷り込んでいました。児童は教わったことをそのまま実行し、自分の身を守るだけでなく、周りの人々の誘導にも成功したのです。

<避難の3原則>

1.想定にとらわれるな

 自然災害に想定は通用しない。過去の例をもとに被害を想定して避難方法を確認しておくことは大切だが、実際に津波が発生した時には、その想定にとらわれず、状況に応じてできるだけ遠ざかる

2.最善を尽くせ
 災害時には、わずかな違いが生死を分ける。安全だと思っても、また、どんなに厳しい状況であったとしても、できる限りの手を尽くす。

3.率先し避難せよ
 まず、自分が逃げる。一人でも必死に逃げるとそれを見て周囲の人も殺気を感じて逃げ始める。

避難の前にまずは身の安全の確保ですが、これまでの“防災の常識”が覆される検証結果も出ています。

<防災の間違い>

×
寝室にはなるべく家具を置かないようにする。
天井や壁の倒壊から身を守るために、傍に、背の低い家具など、転倒の危険がない頑丈な家具を置く。

×緊急地震警報がなったら、テーブルや机の下へ。
建物倒壊の場合、テーブルや学校の机は潰れるので危険。ソファー・ベッドなど、頑丈な家具のすぐそばにうずくまるほうがよい。

×揺れが来たら玄関のドアを開けて避難路を確保。
開口部分は潰れやすいので、ドアを手で開けたまま立つのは危険。

×津波警報が出たら建物の3階以上へ。
建物の4階以上か標高40メートル以上の高台へ。海上の津波の高さが10m程度でも、陸上ではその波が斜面を駆け上がる。

釜石小学校の例にみるように、得られた情報をいざという時に生かすには問題意識を持ち続けることが大切です。日頃のイメージトレーニングが咄嗟の判断や行動を導いてくれるでしょう。


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