家族を守ろう!「なでしこ日本」

男女共同参画社会基本法の制定から10年。私たち女性は本当の幸せを感じることができたでしょうか?未来を担う子供たちは心身ともに健やかに育っているでしょうか?幸せな家族の姿を取り戻すために、男女共同参画行政がもたらしたさまざまな問題に女性の視点で迫ります。

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「夫婦別姓」反対多数でも法改正進める!?

昨日10月21日、参議院内閣委員会で、第3次男女共同参画基本計画についての質疑がありました。そこで、「選択的夫婦別姓制に向けての民法改正は、国民の意見が反対多数でも進める」という政府の一方的な方針が明らかにされたのです。インターネット審議中継のビデオから、関連する発言をそのままご紹介します。

まず、これまでの経緯を説明しておきます。男女共同参画会議がまとめた第3次男女共同参画基本計画策定に向けての「中間整理」について、4月に国民からの意見が募集されました。その結果を踏まえて同会議が「中間整理」の内容を再検討し、7月23日に政府への「答申」が出されています。その意見募集の結果と「答申」の内容について、自民党の山谷えり子参院議員が質問しました。

では、「国民の意見はしっかり聞いた」と、あくまで強気の岡崎トミ子男女共同参画担当大臣の答弁にご注目ください。


<山谷委員>(前略)1万3千件のパブリックコメント(*1)がございましたが、実は、事務局のほうが「選択的夫婦別氏制の法制化反対とか、男女の違いを尊重すべきではないか、専業主婦の立場から特定の生き方を押し付けるものではないかというご意見が特に多かった。」と言ってるんですよ。では、賛否は何割何割だったんですかと私が訊きましたところ、数えていませんというんです。ふざけないでほしいんですね。(中略)しかも、その反対が非常に多かったと事務局が説明しているにもかかわらず、「選択的夫婦別氏制度を含む民法改正が必要である」と言いきっているんですね、国会審議もせずに。こんな独裁、暴走、エッジ効かせたんですか、仙谷官房長官。なぜ、こんなことが許されるんですか?
(*1) 政府の意見募集に応じて寄せられた国民の意見

<仙谷官房長官> パブリックコメントの分類分岐の状況がどうかはわかりませんが、民主党は従来から選択的夫婦別姓をしっかりとマニフェストにも掲げ(*2)、これを党の方針にしてきたところでございます。(後略)
(*2) 実際には、選択的夫婦別姓法制化は民主党のマニフェストに入っていない。

<山谷委員> 世論調査でも最近は夫婦別姓については反対の方が増えているんですよね。国民の意識ともパブリックコメントとも違うことをなぜやるんですかということを訊いています。
 実は、質問主意書を出して、政府から閣議決定で答弁いただいております。(中略)「夫婦別姓は、親子別姓家族になる。民間団体の調査では、両親が別姓になったら『嫌だと思う』、『変な感じがする』と都内の中高生の六割が回答した。男女共同参画会議の中で、この導入が家族崩壊につながっていかないか等の意見は出されたか。あるいは、ファミリーネームがなくなることで、子供の育ちにどのような影響があるか、あるいはまた、選択的夫婦別姓が社会の基礎単位である結婚制度を弱体化していくのではないかということに対する議論がなされたのか、具体的にお示しください。」と訊きましたところ、「御指摘の点についての意見は述べられていない」と。つまり、ファミリーネームということによる家族の絆のことが全く議論されていないんです。
 「『仕事上、結婚して氏が変わることで不利をこうむる』という主張があるが、現実には通称使用が現場などで柔軟に認められるケースが増えている。むしろ、そちらを進めていくべきではないか。」との質問に対し、政府答弁は「御指摘のような意見があることは承知している。」とまあ、酷い答えですね。
 この議論は福島瑞穂大臣の当時ですから、岡崎大臣はまた違うお考えをお持ちかもしれない。もう一回検討し直して文章を練り直さなければ国民の思いと違うものがあるんではないかと。どうですか、その辺は。

<岡崎男女共同参画担当大臣> 先程、国民の皆様から1万3千件もの意見をいただいたと申しました。国民の意見はしっかり聞いておりますけれども、その中身は賛成か反対かというだけではありませんで、意見を述べているというものもあります。しかも、この1万3千件については、736種類に類型化して公表いたしております。改めて数を集計することは、意義の薄いものと思っておりまして、この意見募集を受けて提出された意見は、大変多いところで、具体的な賛否を集計することは作業場も非常に困難であるということで、実は、男女共同参画会議基本問題・計画専門調査会におきまして事務局から説明を行いまして、委員の皆様にご議論をいただきましたけれども、民法改正に関する記述につきましては「修正をすべき」という議論はありませんで、答申におきましても、中間整理と同様の記述となったものでございます。つまり、反対の意見もあったということを踏まえて、なお、変更する必要はないという結果になったわけでございます。
 そして、家族のことに関しましては、確かにいろいろなご意見があることを知っております。時代の変化に応じて家族法制等の在り方について幅広く検討を行っていく、そういうような、今、状況でもございますので、これからそういうものについてはなされていくと思いますけれども、是非、山谷議員におかれましても、幅広い観点から物事を考えていく反対の意見があったとしても、私共の政策におきましては、長くずっと政権をとりましてからでも民法改正の方向に向けてやっていくということでございますので、これまで委員の皆様のご議論を聞きましても、「そうしたことについての議論はなかった。反対の意見があってもこれは進めて行くべきである。」ということを、直接にも伺っているところでございます。

<山谷委員> 幅広い観点から議論してほしいというのは、私はそれを言っているのでありまして、ですから、もう一回考え直してくださいということを言っているんです。(後略)

<岡崎男女共同参画担当大臣> 答申の取りまとめにあたっては、公聴会や多くの皆さんの意見の募集を行って、国民の意見を聞きながら議論を進めてまいりました。7月の答申の内容に沿って基本計画を策定して行くということでございます。基本計画はこれから5年間の具体的な施策を取りまとめることになっておりまして、位置づけが異なるもの、その違いにも留意しながら策定していくということは申し上げたいと思います。

<山谷委員> これは、国会審議にかけながら、国民の理解が得られるものにしていくプロセスをとっていただきたいと思います。これはまた、続けてやりたいと思います。


以前、当ブログでもお伝えしましたように、意見募集の結果を踏まえて開催された専門調査会では、事務局から夫婦別姓制度等の反対意見が多かったと説明があったにもかかわらず、審議に入ると、そのことは一切、話題にものぼりませんでした。「反対の意見があっても進めていくべき」とは、あまりにも強引な運び方だと言わざるを得ません。

関連記事: 
完全無視!?夫婦別姓反対の声

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コメント

はじめまして

MLで「なでしこ日本」さんの情報が回ってきてブログを拝見いたしました。
文字起こししてくださり、ありがとうございました。
ご本人様のメールを読んで、拡散しても良いと判断いたしまして、
事後報告で申し訳ありませんが、snsの日記にこちらのブログを紹介させていただきました。
もしかしたら見た人も拡散してくれるかもしれません。
(もしダメだったら、すみません・・・)

我が家でもこの時にパブリックコメントを送り、人にお知らせしたりもしました。
反対の声が多かっただろうことも予想しましたが、出来レースのようなものだったのですね。
いったい、パブリックコメントを何のために行ったのでしょうか。

Re: はじめまして

つなさま

はじめまして。情報の拡散にご協力いただきましてありがとうございました。
この質問は男女共同参画行政がいかに独善的に進められているのかを知るよい機会になったと思います。
ただ、TV中継も報道もないので、こうしてネットで広げていくしかありません。

また、男女共同参画の問題はとても多面的です。これを機会に、多くの方が他の問題にも目を向けてくださるとうれしいです。
つなさんも、男女共同参画に関する情報や疑問をお持ちでしたら、是非、お寄せください。


> 我が家でもこの時にパブリックコメントを送り、人にお知らせしたりもしました。
> 反対の声が多かっただろうことも予想しましたが、出来レースのようなものだったのですね。
> いったい、パブリックコメントを何のために行ったのでしょうか。

おお!そうですか。
私たちも「中間整理」の問題点を洗い出してまとめたものを周囲に配ったり、メールで拡散したりしたんですよ!我が家でも家族みんなで意見をかきました。
それらの意見が完全にスル―されてしまったわけですが、相当数の反対意見があったという事実は残ります。今後、運動を展開していく上で、きっと役に立つでしょう。

福島瑞穂氏と岡崎トミ子氏という筋金入りのフェミニストが担当大臣になったおかげで、これまでカモフラージュされて分かりにくかった男女共同参画の問題点が如実に現れてきていますので、皆さんに問題意識を持っていただくチャンスでもあります。がんばりましょうね!

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