家族を守ろう!「なでしこ日本」

男女共同参画社会基本法の制定から10年。私たち女性は本当の幸せを感じることができたでしょうか?未来を担う子供たちは心身ともに健やかに育っているでしょうか?幸せな家族の姿を取り戻すために、男女共同参画行政がもたらしたさまざまな問題に女性の視点で迫ります。

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仙谷官房長官発言「専業主婦という病気」

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

新年早々、閣僚の問題発言を取り上げなければならないのは残念ですが、仙谷由人官房長官が昨年4月26日、全国私立保育園連盟で講演し、「(日本は)専業主婦という病気を引きずっている」と発言していたことが明らかになりました。(産経ニュース2010.12.27 13:18)これは、専業主婦という生き方を明確に否定する発言であり、取りも直さず「男女共同参画社会」について政府の基本的な考え方を示すものです。

「全私保連シンポジウムでの仙谷由人大臣の講演内容」より一部抜粋
(幼稚園情報センターHP)

専業主婦というのは、日本の戦後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象です。工業化社会がうまくいって、働く人の大層をサラリーマンが占めるという一時的な社会構造が生み出したものです。そのために、働く女性が結婚し、働きながら子どもを産み、働きながら家庭を運営し子育てをするという、普通に行われてきた女性の環境が充実されないままになりました。もうそんな時代は終わったのに、それに気づかず専業主婦という病気を引きずっていることが大問題なのです。(引用おわり)


仙谷官房長官の言う「働く人の大層をサラリーマンが占める社会構造」は現在も変わりなく、サラリーマン化は、むしろ進んだと言ってよいでしょう。多くの母親が子供を背負って家業をこなせた戦前とは事情が全く違うのです。何を根拠に「そんな時代は終わった」と決め付けられるのでしょうか。

年頭にふさわしく、政府の目指す「男女共同参画社会」とはどのようなものなのか、基本的なところから考えてみたいと思います。

軽視される母親の子育て役割

我が国では男女平等が保障されており、女性だというだけで差別されたり、活躍の機会が奪われたりしてはならないのは当然のことです。しかし、政府が進める「男女共同参画」は、それとはまったく違った考え方にもとづいているのです。男性と女性の役割分担すらも問題視し、あらゆる場面で男女差がなくなるように社会の仕組みや国民の生活を変えようとする政策は、「機会の平等」の原則を逸脱し、「結果の平等」と「男女の同質化」を目指すものと言えます。

例えば、第3次男女共同参画基本計画では、「第一子出産前後の女性の継続就業率」を55%に引き上げることが明記されています。お母さんが子育てのために仕事を辞めることを一方的に問題視し、男女双方の意識改革までして、「子供を預けて働き続けるのが当たり前の社会」を目指しているのです。

この計画に沿って、「経済的自立と納税のために女性も男性と同じように働き続けるべきだ」と学校教育や意識啓発が行われれば、専業主婦やパート主婦にとっては生きづらい社会になるでしょう。また、夫の扶養控除や配偶者控除が廃止され、年金や健康保険も個別に加入することになれば、片働き家庭は経済的に苦しくなります。そうやって妻もフルタイムで働かざるを得なくなるとしたら、しわ寄せを受けるのは子どもです。

女性には子供を産み育てる役割があり、子どもにとっては、お母さんがそばにいることが最高の安心になります。そのような自然の摂理を軽んじて、男も女も同じ生き方をすることだけが「男女平等」と考えるのはあまりにも浅はかです。夫婦間で役割分担すれば、それぞれの責任が明確になり、子育てに生き甲斐を感じる女性もいるでしょう。そして、お互いに頼りにし合うことで家族の結びつきを強めることもできます。男女が、互いの役割と存在価値を認め合ってこそ真の「男女平等」が達成されるという考え方もあってよいのではないでしょうか。

専業主婦は要らない?

さまざまな事情でお母さんが子供を預けて働かなければならないこともあるでしょう。また、お母さんが職場でこそ能力を発揮すべき場合もあるでしょう。しかし、それは、残念ながら、お子さんにとっては厳しい環境と言わざるを得ません。だからこそ、社会には、そのようなお子さんを許容し、支えていけるだけのゆとりや柔軟さが必要なのです。いつも地域や家庭にいて子供たちを見守ることのできる主婦は、社会にとっても大切な存在だと言えるでしょう。男女共同参画が達成され、仕事を持つお母さんの子供ばかりになったとき、学校や地域は秩序を保つことができるのでしょうか。

男女共同参画社会基本法制定から10年。児童虐待、低学年の学級崩壊など、すでに問題は表面化しつつあります。これらは、子育てにおける母親の役割が軽んじられ、主婦を要とした家族の結び付きが薄れてきたことと無関係ではありません。

フェミニズムの歪んだ家族観

岡崎トミ子男女共同参画担当大臣は、国会質疑で「家族を大切にするとは、家族の中で男性と女性が民主的であることだ」と答弁しました。「家族の民主化」とは、いわばフェミニズムのスローガンであり、かつての家父長制を崩し、妻を抑圧から解放することです。そこには、「家族の中で子供を育てる」という最も大切な視点が欠けています。

そして、今やほとんどの家族において、家庭生活の主導権を握っているのは妻の方です。そんな現実を見ようともせず、表面的な男女平等にこだわり続けるのは時代遅れのイデオロギーというものです。

真の男女平等を目指して

女性は子育てを通してものの見方や価値観が大きく変わってしまうことも珍しくありません。子供を産み育てるという役割があるからこそ、ライフステージに応じて社会とのかかわり方を選択し、柔軟に生きるチャンスが与えられているのではないでしょうか。そんな生き方を通して、男性とは全く異なる女性ならではの進化を遂げることもできるのです。国策によって性別役割を解消し、母親にも男性と同じ画一的な生き方を押し付けるなど、全く愚かなことと言わざるを得ません。

私たちは、男女がそれぞれの持ち味を生かし、互いに助け合って、平等に幸せを感じられる社会こそが理想と考えます。そして、国がそのような個人の生き方に介入し、一つの方向に誘導する政策には断固反対して参ります。


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私たちは、「美しい日本をつくる会」の男女共同参画社会基本法の廃棄を求める署名活動に賛同し、ともに行動してまいります。基本法の問題点について詳しくご覧になりたい方、署名にご協力いただける方はこちらへどうぞ。
http://www.utsukushii-nippon.org/(美しい日本をつくる会ホームページ)


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男女共同参画に潜む共産主義フェミニズムの問題に深い関心を寄せてきた女性グループです。私たちは「男女共同参画社会基本法」の廃棄を目指して発信し行動してまいります。

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